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パーキンソン病ときき、三浦綾子さんを連想した。早期発見して治せるといいね。 [作家]

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今日のニュースでパーキンソン病についての発表があったことを知りました。

東京医学総合研究所が、神経難病「パーキンソン病」の原因となる細胞内の以上を除去する際に創りだされる物質を突き止めたとのことです。

パーキンソン病を早期発見できるようなるかもしれないようです。

治療に役立つといいですね。

パーキンソン病ときき、大好きな作家、三浦綾子さんを真っ先に連想してしまいました。

三浦さんはパーキンソン病を発症し、70代で死亡されたのですよね。

私は三浦綾子さんの小説もエッセイもどちらも大好きです。

初期の頃は小説が多く、後期はエッセイが多くなってましたよね、三浦さんの本の大半を持ってます、私の愛読書。

特に、自伝「道ありき」は大感動しました。

三浦さんの恋人で前川さんが亡くなる箇所では号泣してしまいました。

大正生まれで、昭和20年台に亡くなるときにはまだ30代であった青年が、本当に素敵な人なんですよね、三浦綾子さんのことを物凄く愛しているんです、自分の死後の三浦綾子さんために心を使って。

前川さんの愛は、奪う愛でなく、与える愛なのですよね。

色恋が主体の愛ではなく、神様みたいな愛。

こんなに心の綺麗な優しい男の人が何故こんなに若く病死しないといけないのかと、「道ありき」を読んだ人なら皆想うはず。

前川さんはまるで小説上の人間のようだけど、きちんと実在していた、三浦綾子さんの恋人。

三浦綾子さんは長く肺をわずらっている中、心の絶対的な支えであり信仰に導いてくれた恋人を失い悲しみにくれますが、奇跡的に病が治り、

その後、前川さんと同じクリスチャンの三浦光世さんと出会い結婚し、素晴らしい作品をたくさん世に送られました。

三浦さんのエッセイを読んで、自殺を思いとどまったという人の話を私はきいたことがあります。

絶望で自暴自棄になったときに心を潤してくれる、三浦さんの本を読んでいると、三浦さんが読者へ語りかける愛を受け取れる気がする、いや私は確かに受け取ってます、

本当に大好きです。

その三浦綾子さんが晩年苦しまれて亡くなる原因となったパーキンソン病、本当に惜しいですね。

今回の発表をきき、パーキンソン病の治療に役立つといいなと心から思いました。

今日は久しぶりに三浦さんのことを思い出し、大好きな作家さんなので、今こうしてキーボードを叩きながら泣きそうな気分です。

もう何年も前に亡くなってしまった方で、私はもちろんお会いしたこともないけど、三浦さんの作品からたくさんの愛や感動を確実に受け取りました。

よい本と出会えたこと、こんな素敵な生き方をした人がいること、その心に触れることができたこと、私の人生の宝だなと心から思えます。

読んだことがない方、是非読んでみてくださいね。お勧めです。



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