山村美紗と西村京太郎、2人の関係は?家は隣同士、やはり男と女? [山村美紗と西村京太郎]
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こんにちは!美波です。
このブログで一回、山村美紗さんと紅葉さん母娘を取り上げたことがあるのですが、
西村京太郎さんは、山村美紗さんの作家仲間で家は隣同士、
二人は友人なのか?
それとも恋人愛人なのか、
有名作家二人のミステリアスな関係に興味をつのらせた私はとうとうこんな本まで買って読了してしまいました、
今回は山村美紗さんと西村京太郎さんお二人のことについてお話していきたいと思います。
読了後にブログに書こうと考えてたのでふせん貼りまくり。
とても面白かったです。
さて、気になる二人の関係は?
二人は恋愛関係にあったのか?
この本を読むかぎりでは、私にはYesの解釈しかできませぬ。
小説だからフィクションであるともとれますが、ご覧のとおり本の帯に
「山村美紗さんに本書を捧げる。 西村京太郎」と明記してあり、
「一人の女流作家の真実の姿を描く、自伝的小説」とまで書いてあるんですもの。
実名でこそないものの、夏子と矢木という名で小説に出てくる主役二人の設定がずばり山村美紗さんと西村京太郎さんそのままなんですよ。
本の中にこういう会話が出てきます。
「(前略)彼は作家だから、あなたをモデルにして大げさに書くと思うわ」
「作家って、あることないこと書くものなの(後略)」
「(前略)活字のちからは恐ろしいの。あなたのいうことより、彼が書いた活字の方を、みんな信じるの。活字の暴力ね。(後略)」
何だか、西村京太郎さん自身が読者を牽制しているような印象のセリフですね。
あること、ないこと書くぞと。
えっこれってフィクションなんですか?
だけど、そうなら山村美紗さんに捧げるって一文はいらないはずだし、真実の姿を描く自伝的小説なんて紹介もしなくていいのでは。
ということで、私は西村京太郎さんの書いた活字を信じちゃいます、活字に殴られた一読者として。
まさか、ここに出てくる山村美紗さんと西村京太郎さんをほうふつとさせる夏子と矢木の関係がまるっきりフィクションというのなら、
本書に出てくるような男女の関係が西村さん一人の創作でしかなく、山村美紗さんと西村京太郎さん二人が本当にただの友人同士でしかなかったというのが事実であるのなら、
西村京太郎さんは、山村美紗さんの娘の紅葉さんに訴えられかねない内容ですよ。
二人の関係は、
男女の関係もあり、
仕事の先輩後輩同士であり、
同じ作家仲間であり、
親戚同士のような親しい友人関係を長く続けつつ
結婚してはいないものの長年連れ添った夫婦にも似た心情が長年(30年くらい)の間に形成されていく、
他人同士としてはありえないくらい親密なつきあいであったのだという解釈しか、私にはできませんでした。
小説の中で、人妻である夏子(夫とは長期にわたって別居中で夫婦の意識も希薄になっている)が、独身の矢木を誘って、衝動的に京都から沖縄に飛び、二人きりで二週間を過ごすという場面がありました。
私は読みながら、山村美紗さんには二人の子供さんがいるのにそんなに家を空けれるものだろうか?と疑問を持ちました。
小説の設定では夏子には子供はいません。
ところが、読了後に本書の扉を開いたすぐに「32歳の頃の山村美紗氏。沖縄でのスナップ」と説明付きの写真があるのに気が付きました。
あら~、山村美紗さんは夏子と同様に32歳で実際に沖縄に行ってたんだ、つまりはやはり本当の話なんじゃないのって私は思ったわけです。
山村美紗さんと西村京太郎さんの関係の真実を正確に知り得るのは、山村美紗さんはもう亡くなっているので、西村京太郎さんただ一人。
私たち読者は推測することしかできませんが、この「女流作家」を読んだ限りでは、やはり男女の関係だったのだという思わされてしまいます。
このヒロインの夏子さんは凄く周囲の人に影響力があるというか、万能感のある女性で、何故か皆が皆夏子さんに都合よく行動してくれるんです、物凄く周囲は夏子さんに気を使いつつ魅了されてしまう、華やかで魅力的で気性の激しい女性の動向を目と心で追いながら、
山村美紗さんはこういう女性であったのかなと想像しながら読ませてもらいました。
西村京太郎さんとの関係がたとえ不倫のものであったとしても、責めを受けるどころか、西村さんに山村さんは絶対に必要な人なのだ、これが自然な姿なのだと、周囲(娘の紅葉さんも含めて)にそう思わせてしまうだけの性格的に力量がある人だったのではないでしょうか。
そんなことを私は感じました。
西村京太郎さんの文章はとても読みやすく、水を飲むかのように、本の内容が容易に入りどんどん読み進めてくることができました。
夏子さんに凄く魅力があり、二人の関係性も凄く面白く、上の写真どおりにふせんをはりまくりです。
今回はこの辺で記事を終えますが、しばらく「女流作家」をこのブログで書き続けて行きたいと思います、よかったら読んでみてくださいね。
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こんにちは!美波です。
このブログで一回、山村美紗さんと紅葉さん母娘を取り上げたことがあるのですが、
西村京太郎さんは、山村美紗さんの作家仲間で家は隣同士、
二人は友人なのか?
それとも恋人愛人なのか、
有名作家二人のミステリアスな関係に興味をつのらせた私はとうとうこんな本まで買って読了してしまいました、
今回は山村美紗さんと西村京太郎さんお二人のことについてお話していきたいと思います。
読了後にブログに書こうと考えてたのでふせん貼りまくり。
とても面白かったです。
さて、気になる二人の関係は?
二人は恋愛関係にあったのか?
この本を読むかぎりでは、私にはYesの解釈しかできませぬ。
小説だからフィクションであるともとれますが、ご覧のとおり本の帯に
「山村美紗さんに本書を捧げる。 西村京太郎」と明記してあり、
「一人の女流作家の真実の姿を描く、自伝的小説」とまで書いてあるんですもの。
実名でこそないものの、夏子と矢木という名で小説に出てくる主役二人の設定がずばり山村美紗さんと西村京太郎さんそのままなんですよ。
本の中にこういう会話が出てきます。
「(前略)彼は作家だから、あなたをモデルにして大げさに書くと思うわ」
「作家って、あることないこと書くものなの(後略)」
「(前略)活字のちからは恐ろしいの。あなたのいうことより、彼が書いた活字の方を、みんな信じるの。活字の暴力ね。(後略)」
何だか、西村京太郎さん自身が読者を牽制しているような印象のセリフですね。
あること、ないこと書くぞと。
えっこれってフィクションなんですか?
だけど、そうなら山村美紗さんに捧げるって一文はいらないはずだし、真実の姿を描く自伝的小説なんて紹介もしなくていいのでは。
ということで、私は西村京太郎さんの書いた活字を信じちゃいます、活字に殴られた一読者として。
まさか、ここに出てくる山村美紗さんと西村京太郎さんをほうふつとさせる夏子と矢木の関係がまるっきりフィクションというのなら、
本書に出てくるような男女の関係が西村さん一人の創作でしかなく、山村美紗さんと西村京太郎さん二人が本当にただの友人同士でしかなかったというのが事実であるのなら、
西村京太郎さんは、山村美紗さんの娘の紅葉さんに訴えられかねない内容ですよ。
二人の関係は、
男女の関係もあり、
仕事の先輩後輩同士であり、
同じ作家仲間であり、
親戚同士のような親しい友人関係を長く続けつつ
結婚してはいないものの長年連れ添った夫婦にも似た心情が長年(30年くらい)の間に形成されていく、
他人同士としてはありえないくらい親密なつきあいであったのだという解釈しか、私にはできませんでした。
小説の中で、人妻である夏子(夫とは長期にわたって別居中で夫婦の意識も希薄になっている)が、独身の矢木を誘って、衝動的に京都から沖縄に飛び、二人きりで二週間を過ごすという場面がありました。
私は読みながら、山村美紗さんには二人の子供さんがいるのにそんなに家を空けれるものだろうか?と疑問を持ちました。
小説の設定では夏子には子供はいません。
ところが、読了後に本書の扉を開いたすぐに「32歳の頃の山村美紗氏。沖縄でのスナップ」と説明付きの写真があるのに気が付きました。
あら~、山村美紗さんは夏子と同様に32歳で実際に沖縄に行ってたんだ、つまりはやはり本当の話なんじゃないのって私は思ったわけです。
山村美紗さんと西村京太郎さんの関係の真実を正確に知り得るのは、山村美紗さんはもう亡くなっているので、西村京太郎さんただ一人。
私たち読者は推測することしかできませんが、この「女流作家」を読んだ限りでは、やはり男女の関係だったのだという思わされてしまいます。
このヒロインの夏子さんは凄く周囲の人に影響力があるというか、万能感のある女性で、何故か皆が皆夏子さんに都合よく行動してくれるんです、物凄く周囲は夏子さんに気を使いつつ魅了されてしまう、華やかで魅力的で気性の激しい女性の動向を目と心で追いながら、
山村美紗さんはこういう女性であったのかなと想像しながら読ませてもらいました。
西村京太郎さんとの関係がたとえ不倫のものであったとしても、責めを受けるどころか、西村さんに山村さんは絶対に必要な人なのだ、これが自然な姿なのだと、周囲(娘の紅葉さんも含めて)にそう思わせてしまうだけの性格的に力量がある人だったのではないでしょうか。
そんなことを私は感じました。
西村京太郎さんの文章はとても読みやすく、水を飲むかのように、本の内容が容易に入りどんどん読み進めてくることができました。
夏子さんに凄く魅力があり、二人の関係性も凄く面白く、上の写真どおりにふせんをはりまくりです。
今回はこの辺で記事を終えますが、しばらく「女流作家」をこのブログで書き続けて行きたいと思います、よかったら読んでみてくださいね。
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2014-04-23 17:04
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